下書きフォルダ
「何もかも全部消えればいい」
「人と違くて何が悪いわけ?」
「共感できないと理解もされないわけ?」
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今日も私は、本当の気持ちをスマホに綴る。
自由だなんだと言われてるこの世の中。
今この世界にあるものが嫌い。でも拒絶するほど嫌いではない。本当はたぶん好き。
本当は受け入れられる。それもわかっている。でも受け入れたくない。
私は共感できるのに共感しようとしなくて素直になれないめんどくさい人間。
そんなに欲はないはずなのに、欲しいものがなかなか手に入らない。
欲しいものは1つ。たった1つ。
本音を受け止めてくれる相手。
場所ではなく相手。
リアルな温度を感じられるものでなくちゃダメなんだ。
それに家族だの恋人がいればいいって問題じゃない。
いくらネット上に場所を作ろうが、温度がない。
五感で感じられる温度は、ネットにはない。
ただ、リアルで受け止めてほしいだけ。
表面上の受け止めなんかじゃなくて、素直に。
理解してくれないやつなんかみんないなくなればいい。
そう思っていた。最近までは…。
受け止められないんじゃなくて、みんな受け止める余裕がないだけ。
みんな平気そうなフリして平気じゃない。
笑っているけれど、本当は泣いてる。
みんなそう。そして私も。
受け止めてくれる相手を待つんじゃなくて、自分が受け止めてあげればいい。
相手に余白ができれば、たぶん私のことも受け止めてくれるはず。
確証はないけど、たぶんできる。
すぐ受け止めてくれなくてもいい。すぐ現れなくてもいい。
いつか受け止めてくれればいい。
今じゃなくていつか。
よくよく考えれば、すぐ結果が出るものってあるだろうか。
結局は小さいことからの積み重ね。
その先の結果。
欲しいものはたった1つ。たった1つだったけれど、それは大きな理想だった。
待つだけじゃなくて行こう。
受け止めてもらう前にまず受け止めよう。
今日、下書きフォルダを消した。